トピックス

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2017.12.07 (木)
地域交流会を開きました
大石記念病院 地域交流会 開催
平成29年12月7日、第1回目の地域交流会を開きました。
この催しは、医療連携地域推進部が中心となって企画、地域でお仕事をされている方をお招きして、ハ葉会と大石記念病院について広く知っていただこうというものです。
イベントでは、まずハ葉会の沿革や、病院と老人保健施設レーベン、地域包括支援センター、フレディなど、各部門の仕事を紹介、其々が果たす役割や、どんな相談が出来るのかについてお話ししました。
その後は、参加者の皆さん1人1人にオリジナルのトピアリーを作る体験をしていただきました。トピアリーの茂みの部分には、病院の中庭にあるゴールドクレストの葉をふんだんに使い、赤い実や木の実、リボンなども合わせて、思い思いの飾り付けを楽しんでいただきました。
最後に、イルミネーションの輝く中庭で、デイケアのメンバーが焼いたカップケーキと、ハーブティーを味わっていただきました。
今後もこうした機会を設けて、地域の皆さんとの交流を積極的に図っていきたいと思います。
2017.11.25 (土)
『精神科薬物療法』家族教室を開催しました。
2017年11月25日
第2回家族教室『精神科薬物療法』を開催
11月25日、『精神科薬物療法』をテーマに第2回の家族教室を開催しました。
今回は、精神科薬物療法認定看護師を持つ3階病棟師長から、精神科の薬物療法についてレクチャー。統合失調症発症のメカニズムを『脆弱性―ストレスモデル』を用いて説明するとともに、薬物療法の意義、薬剤の種類と効果、副作用への対策、服薬を続けることの重要性と継続のための工夫などについて、分かりやすく解説しました。また、ご家族の関わり方として、過剰な干渉や感情表出は再発の誘因にもなること、患者さんの思いを理解しつつ、見守る姿勢が大切であることもお伝えしました。
参加ご家族からは、薬を飲みたがらない場合、どこまで家族が関わればよいのか、何とか外に出て欲しいという家族の願いが伝わらないケース、受診を拒んでいるケースにどう対応すればよいかなど、様々な質問が寄せられました。これに対して、師長からは『うるさく言われたら反発したくなる。なぜ飲みたくないのかよく聴くこと。病気と認めたくないのか、副作用が辛いのか、気分なのか。介入のチャンス』『毎日の決まり事を変えられるのは、患者さんにとって恐怖でしかない。外に出る勇気を持つには、魅力を感じる必要がある。本人が出たいと思える工夫を』『困っているポイントが介入のチャンス』とお伝えしました。
参加された方からは、『家族の対応についてよいアドバイスがあった。たくさんの家族のお話が聞けて参考になった。お話することが、家族の方自身にとって、メリットがあると感じた』『薬を飲み続けることが大事で、家族のサポートが必要なことが理解できました』といった感想をいただきました。
薬については、様々な思いがあるようですが、その思いをしっかり受け止めながら、服薬の継続をサポートしていくことが、再発を防ぎ、患者さんとご家族の本来の生活を取り戻すために重要と思われます。
(家族教室委員会)
2017.10.28 (土)
『統合失調症の病気と治療について』家族教室を開催しました。
2017年10月28日
第1回家族教室『統合失調症の病気と治療について』を開催
10月28日、『統合失調症の病気と治療について』をテーマに第1回家族教室を開催しました。
最初に参加ご家族から簡単に自己紹介していただいた後、当病院の寺下医師から『統合失調症の病気と治療について』と題したレクチャーで、病気の原因、症状や治療法、家族の接し方のポイントなどについてお話しました。
後半は、ご家族からの様々な質問に対して、医師や看護師、コメディカルの立場からお答えするとともに、他のご家族の方からも感想やアドバイスを出してもらいました。
あるご家族の<何か行動を促すにはどうしたらよいか?>という質問に対して、寺下医師からは、『急き立てて良い結果に繋がることもあるし、やはり良くないことも考えられる。家族が見守りつつ、いろいろ試して成功や失敗を数多く積み重ね、本人にとって居心地の良い環境を作っていければいい』とお伝えしました。
ご家族からは『家族共通の症状、悩みを聞けて大変良かった』『どう対応したらいよいのか迷っていましたが、小さな目標でも良いのかと気持ちが楽になりました』との感想をいただきました。
今後も、ご家族が必要な情報をお伝えするとともに、共通の悩みや疑問を率直に語り合える場を提供していきたいと考えています。
(家族教室委員会)
