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2017.11.25 (土)

『精神科薬物療法』家族教室を開催しました。

2017年11月25日
第2回家族教室『精神科薬物療法』を開催

11月25日、『精神科薬物療法』をテーマに第2回の家族教室を開催しました。
今回は、精神科薬物療法認定看護師を持つ3階病棟師長から、精神科の薬物療法についてレクチャー。統合失調症発症のメカニズムを『脆弱性―ストレスモデル』を用いて説明するとともに、薬物療法の意義、薬剤の種類と効果、副作用への対策、服薬を続けることの重要性と継続のための工夫などについて、分かりやすく解説しました。また、ご家族の関わり方として、過剰な干渉や感情表出は再発の誘因にもなること、患者さんの思いを理解しつつ、見守る姿勢が大切であることもお伝えしました。
参加ご家族からは、薬を飲みたがらない場合、どこまで家族が関わればよいのか、何とか外に出て欲しいという家族の願いが伝わらないケース、受診を拒んでいるケースにどう対応すればよいかなど、様々な質問が寄せられました。これに対して、師長からは『うるさく言われたら反発したくなる。なぜ飲みたくないのかよく聴くこと。病気と認めたくないのか、副作用が辛いのか、気分なのか。介入のチャンス』『毎日の決まり事を変えられるのは、患者さんにとって恐怖でしかない。外に出る勇気を持つには、魅力を感じる必要がある。本人が出たいと思える工夫を』『困っているポイントが介入のチャンス』とお伝えしました。
参加された方からは、『家族の対応についてよいアドバイスがあった。たくさんの家族のお話が聞けて参考になった。お話することが、家族の方自身にとって、メリットがあると感じた』『薬を飲み続けることが大事で、家族のサポートが必要なことが理解できました』といった感想をいただきました。
薬については、様々な思いがあるようですが、その思いをしっかり受け止めながら、服薬の継続をサポートしていくことが、再発を防ぎ、患者さんとご家族の本来の生活を取り戻すために重要と思われます。
(家族教室委員会)

2017.10.28 (土)

『統合失調症の病気と治療について』家族教室を開催しました。

2017年10月28日
第1回家族教室『統合失調症の病気と治療について』を開催

10月28日、『統合失調症の病気と治療について』をテーマに第1回家族教室を開催しました。
最初に参加ご家族から簡単に自己紹介していただいた後、当病院の寺下医師から『統合失調症の病気と治療について』と題したレクチャーで、病気の原因、症状や治療法、家族の接し方のポイントなどについてお話しました。
後半は、ご家族からの様々な質問に対して、医師や看護師、コメディカルの立場からお答えするとともに、他のご家族の方からも感想やアドバイスを出してもらいました。
あるご家族の<何か行動を促すにはどうしたらよいか?>という質問に対して、寺下医師からは、『急き立てて良い結果に繋がることもあるし、やはり良くないことも考えられる。家族が見守りつつ、いろいろ試して成功や失敗を数多く積み重ね、本人にとって居心地の良い環境を作っていければいい』とお伝えしました。
ご家族からは『家族共通の症状、悩みを聞けて大変良かった』『どう対応したらいよいのか迷っていましたが、小さな目標でも良いのかと気持ちが楽になりました』との感想をいただきました。
今後も、ご家族が必要な情報をお伝えするとともに、共通の悩みや疑問を率直に語り合える場を提供していきたいと考えています。
(家族教室委員会)

2017.09.13 (水)

自衛消防訓練審査会

平成29年9月13日(水)午後、自衛消防訓練審査会が
東京都中央卸売市場北足立敷地内で実施されました。
病院男子隊1隊が参加し5位入賞となりました。
暑い中の練習の成果となりました。
お疲れさまでした。

2017.08.28 (月)

納涼祭を開催しました

去る8月24日(木)、毎年恒例の納涼祭を開催しました。
今年の納涼祭にも、多くの方々が参加され、
新しく『東京五輪音頭』を取り入れた盆踊りも、
例年以上の盛り上がりをみせたようです。
お目当ての賞品がゲットできる輪投げゲームや、
焼きそばやコロッケ、かき氷などの模擬店も好評でした。
過ぎ行く夏を締めくくる楽しい1日となりました。
参加された皆さん、準備と運営に当たったスタッフの皆さん、
お疲れさまでした。

師匠の踊り
師匠の踊り
納涼祭
納涼祭
輪投げ
輪投げ

2017.05.09 (火)

2017年3月11日 第3回家族教室を開催しました

『オープン・ダイアローグ』『就労支援』をテーマに
家族教室を開催
3月11日、『オープン・ダイアローグ』『就労支援』など、今後が期待されるアプロ―チをテーマに、平成28年度第3回の家族教室を開催しました。
前半は、心理室が担当、対話を通じた新しい支援方法として注目される『オープン・ダイアローグ』について、誕生の背景や基本的な運用のルール、実際の進め方や事例などを紹介しました。このアプローチは、治療スタッフが本人の自宅を訪問し、本人と家族、関係者と治療スタッフが同席、フラットな立場での話し合いを重ねることにより、病的な体験を共有できるようになり、それが治療的に作用することがポイントです。発祥の地フィンランドでは再発や再入院を抑制する効果を上げており、欧米や日本からの注目を集めています。まだ日本で実践している機関は限られており、導入には課題が山積していますが、長い目で見れば長期入院を防ぎ、医療コストを抑える可能性もあることが期待されています。
また、後半は、相談室が担当、様々な困り事をご本人、ご家族と一緒に解決していく相談室の役割を紹介した後、『働きたい』というご本人をサポートする『就労支援』についてお話しました。まずは働くことの意味を踏まえ、サポートを受けながら働くという考え方を紹介、続けて、就労支援の3種類のサービス―就労継続支援A型・B型、就労移行支援―のそれぞれの特徴と利用方法、障害者雇用制度の現状とハローワークの利用の仕方などについてもお伝えしました。
ご家族からは、『オープン・ダイアローグは、この病院では取り入れていますか?』『本人が働きたがっているが、就労移行支援はいつから利用できますか?』といった質問が出されました。オープン・ダイアローグは、まだ実際の臨床に取り入れるまでには至らないものの、対話やチームを重視する姿勢は私たちも学ぶ必要があること、ご本人に合った働き方や、就労支援を促すタイミングを考える必要があることをお伝えしました。参加されたご家族からは、『ここで話が聞けてよかった。他では中々話せない』『新しい内容で、来て良かった』『就労支援について良く分かった。あとは、本人に働く意欲を持たせることが課題だと思う』などの感想をいただきました。
引き続き平成29年度も、ご家族に役立つ情報を提供し、皆さんの交流の場となる家族教室を開催していきたいと思います。(家族教室委員会)

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