トピックス
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2018.05.11 (金)
2018年3月31日 第4回家族教室
『クライシス・プランを知る―いざという時あわてないために―』を開催
第4回目の家族教室では、今後応用が期待されるツール『クライシス・プラン』の情報提供を行いました。クライシス・プランは、医療観察法に基づいて入院処遇となった患者さんの、再発予防と社会復帰を目的として考案されました。社会復帰後、地域で安定した生活を送るために、退院後の生活管理と症状への対処プランを、本人と支援者が協力して作成、本人、家族、支援者の間で共有するものです。今後、訪問看護や一般の精神科臨床への応用が期待され、様々な現場に活かす取り組みが始まっています。
今回は、統合失調症患者さんの例を信号機に見たて、安定している時(青)・気を付けたい時(黄)・要注意状態(赤)の様子を書き出し、本人が出来る対処、周りの人の対処、具合が悪くなった時に希望する対応をあげていく方法を紹介しました。安定している時や要注意な時の状態を前もって把握しておくことで、悪化する前に早めに気づき、早めに対処することが可能になります。また、本人と周りの人、支援者とで情報を共有しておくことも、迅速に対応するための大事なポイントになります。
ご家族からは、『クライシス・プランについて初めて聞き、OTやデイケア、訪問看護を利用しながら、本人の情報を共有できるのは必要だと思いました。話が分かりやすく、自分のプランを作ったのもよかったです』『早く本人がこのプランを作れるようになればと思いました』といった感想をいただきましたが、一方で『家族も高齢なので、とてもこんなプランを作るのは無理。親亡き後、本人がどうするか心配』という意見もいただきました。ご家族の高齢化も進む中、どのようにご家族をサポートしていけるか、地域でも安心して暮らせるような体制は整備できるのか、まだまだ課題が多いことを痛感しました。
今後も、ご家族と患者さんに役立てる情報を提供し、皆さんの交流や息抜きの場となれる家族教室を開催していきたいと思います。
(家族教室委員会)
2018.05.11 (金)
2018年1月27日 第3回家族教室
『ふれんどりぃさんに聞く―地域生活を支える仕組み―』を開催
1月27日、平成29年度第3回の家族教室を開催しました。
今回は、足立区地域活動支援センター『ふれんどりぃ』施設長、久米ひろみ氏を講師にお迎えし、『ふれんどりぃさんに聞く』と題して、患者さんの地域生活を支える上で重要な、地域活動支援センターの役割についてお話いただきました。
ふれんどりぃは登録者数408名、来所利用数119名で、主にフリースペースの提供、SST、パソコン講座などのプログラム活動、電話による相談を行う他、計画相談や地域移行などの相談支援事業、精神保健ボランティア・ピアサポーター養成講座、ピアサポーターによる入院患者との交流や体験談発表、退院への動機づけ支援、Cafeふれんどりぃの運営まで、地域に根差した幅広い活動を行っているとのことでした。
ご家族からは『病院に居る時は良い所を見せていたが、家に帰ってくると億劫で何もしない…親がいなくなったら…というのが常に頭にある』『活発な時と不活発な時の波があり、今は動けていない』『もう6~7年も引きこもっている』といった声が挙げられました。これを受けて、オブザーバーで参加された東京都地域移行促進事業・地域コーディネーターの今村まゆら氏から、『本人がセンターに出向くのは難しいでしょうが、国は地域生活を支える仕組みに力を入れてきている。今後利用可能な訪問型のサービスとして、地域定着支援、生活訓練、自立生活援助などもある。なるべく早いうちに、家族以外の人と信頼関係を作って、1人でも地域で生活していくような体制を整えていくことが大事』とのコメントがありました。
ご家族からは『患者のことだけでなく、家族の本音、苦しみなども聞かれて、心のケアになりました』『大変参考になりました』との感想をいただきました。
退院した後も、患者さんとご家族が地域で安心して暮らせるよう、利用可能な仕組みの情報を提供していきたいと考えています。
(家族教室委員会)
2018.01.17 (水)
訪問看護ステーション茜/スタッフ募集中
訪問看護ステーション茜のスタッフを募集しています。
募集職種:看護師
下記URLよりエントリーください。
http://www.iryou21.jp/C0000407/
2017.12.14 (木)
合同研究発表会を開催しました。
第7回大石記念病院・レーベンハウス
合同研究発表会 開催
平成29年12月14日(木)、第6回大石記念病院・レーベンハウス合同研究発表会を開催しました。
第6回目となる今回は、病院から5題、レーベンハウスから2題の発表を行うとともに、診療部長の奥村先生による『電気痙攣療法(ECT)』についての特別講演も行いました。
研究発表では、個々の患者様・利用者様の課題や困りごとを丁寧に救い上げ、困難な問題を少しでも解決に近づけようとする、意欲的な取り組みが多く見られました。それぞれのケースに丁寧に取り組み、生活の質の向上や社会復帰を促し、よりよい医療と介護の提供に繋げていく姿勢は本当に大切なものです。今後もこうした地道な努力を続けて、地域の医療と介護の質の向上を目指していきたいものです。
2017.12.07 (木)
地域交流会を開きました
大石記念病院 地域交流会 開催
平成29年12月7日、第1回目の地域交流会を開きました。
この催しは、医療連携地域推進部が中心となって企画、地域でお仕事をされている方をお招きして、ハ葉会と大石記念病院について広く知っていただこうというものです。
イベントでは、まずハ葉会の沿革や、病院と老人保健施設レーベン、地域包括支援センター、フレディなど、各部門の仕事を紹介、其々が果たす役割や、どんな相談が出来るのかについてお話ししました。
その後は、参加者の皆さん1人1人にオリジナルのトピアリーを作る体験をしていただきました。トピアリーの茂みの部分には、病院の中庭にあるゴールドクレストの葉をふんだんに使い、赤い実や木の実、リボンなども合わせて、思い思いの飾り付けを楽しんでいただきました。
最後に、イルミネーションの輝く中庭で、デイケアのメンバーが焼いたカップケーキと、ハーブティーを味わっていただきました。
今後もこうした機会を設けて、地域の皆さんとの交流を積極的に図っていきたいと思います。